Kadota"JAW"Kousuke
-門田”JAW”晃介-
1976年5月27日生まれ。絵画や食文化を愛する父と、美術を専攻する歳の離れた兄の影響を強く受けながら幼少期を過ごす。本人もその方面を志すものだと漠然と思い込んでいた。
小学生の頃はジブリ作品などのアニメーションとその音楽、また兄の聴いていたYMOなどエレクトロニックな音楽にも興味を持つ。中学生になりサックスと出会い、一気に音楽に傾倒、学校の吹奏楽部や市民ビックバンドにて演奏を始める。都立日野高等学校に進学し、在学中に卒業生である忌野清志郎氏が母校の体育館にて行った凱旋ライブを観てバンドマンに憧れを抱く。
ロック、ジャズ、クラシックなど、多方面の音楽に感心を持ちつつも、サックスのテクニック面を磨く為に国立音楽大学サクソフォン科に入学。在学中は同大学ニュータイドジャズオーケストラのリーダーを務めつつ、在学中よりレコーディングやサポートミュージシャンの仕事を始める。在学中に知り合った仲間達でPE’Zを結成。
卒業後インディーズデビュー~メジャーデビューを経て16年間、国内外を問わず広く精力的に活動し多方面より高い評価を得る。活動中の共演者はシンディーローパーを始め、ソウライヴ、ダルファー、 奥田民生、平井堅、上妻 宏光、PUFFY、絢香、(敬称略 順不同)など多数。(詳しくはPE’Zの活動履歴を参照)
2011年11月にはソウライヴのニール・エヴァンス(Key)、エリック・クラスノ(Gt)、マーカスミラーバンドのサポートでも活躍したDMSのルイス・ケイトー(Ds)らとともにPE'ZのホーンセクションとしてGROOVE CONNECTIONと銘打ったジャパンツアーに参加。Blue Note東京での公演ではマイケルジャクソンのサポートでも一躍有名になったオリアンティ(Gt)も参加し豪華セッションとなる。
2012年5月にリリースされた「OH! YEAH! PARTY!!」では、オープニングナンバーで自身が作曲した「3times half」がiTunes JAZZチャートで首位を獲得する。サックスによる印象的なリフは以後JAWのアイデンティティとして欠かせないスタイルとなる。
2015年末PE'Z解散後、2016年からヤセイコレクティブの松下マサナオ(Ds)、中西道彦(B)、そしてジャズ界をはじめ様々なジャンルで活躍する若手、宮川純(Key)ら4人からなるバンド"BARB"の活動を本格始動させ同年10月にはアルバム「Brew Up」をリリースする。
2017年には同世代のジャズトランペッター類家心平のセクステットメンバーとして南郷ジャズフェスティバルへの参加を果たす。またPE'Z時代から親交のあったSOFFetのYoYo(Key)とのデュオ企画"JAW meets PIANOMAN"では毎年年末に恒例のライブ企画を行い、同年年末には初のミニアルバム「Christmas Swing Jazz」をリリースする。
2018年初めにはサックス独奏による完全一人での全国8カ所のツアー「JAW DROP TOUR 2018」を企画。各会場でソロパフォーマンス音源集「JAW DROP」のリリースする。
同年春から1年間隔月にて自身主催のセッションイベント"Jaw Jamming Yard"を開催。毎回様々なアーティストをゲストに招き好評を博す。
同セッション中同じテナーサックス奏者石川周之介とサックス2本のみで行われたセッションを”Tenor Talk”と命名し、以来オーセンティックなジャズテナーのスタイルを基調としつつもジャンルの枠にとらわれないユニークなレパートリーを武器にコンスタントな活動を展開する。
2019年9月にはSAX専門誌”SAX WORLD”の表紙をTenor Talkとして飾るなど急速に注目を集める。
同年秋には安全地帯による甲子園球場ライブ「さよならゲーム」に参加し、その流れで同年末には玉置浩二ソロディナーショーのサポートも務める。
また同時にJAW meets PIANOMAN活動開始5周年を記念し恒例となったクリスマスツアーに加え2020年年始まで10都市12公演とツアーを拡大し、ミニアルバム第三弾「Christmas Swing Jazz Ⅲ」、オリジナル音源集第二弾「New Year Tour 2020 Premium Tracks」をリリースする。
2020年春には2018年、2019年に続いて3度目となるソロツアー「JAW DROP TOUR 2020」を企画するが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い公演を急遽中止し、自宅からのソロライブ配信へと切り替える。
同時にソロパフォーマンス音源集「JAW DROP3」のリリースをする。
また注目の若手バンド”BOOOST”のMV「熱帯夜(2020 ver.)」へのゲスト出演〜渋谷wwwにて行われた無観客ライブ配信への出演も果たした。
2021年3月、コロナ収束の目処がつかない中で自宅の練習スペースを完全に独力でリニューアルしオリジナル楽曲の映像作品”Splingy Dog”を製作〜公開、続く8月には続編の夏バージョン"Summery Haze"、11月には秋バージョン"Fallen Devil Moon"、2022年2月には冬バージョンの"snow~~The Winter Sound in Two Voices~"をそれぞれ公開する。
またデビュー当時よりリスペクトしているヴォーカリスト手嶌葵の15th アニバーサリーツアー九州5公演へソリストとしてのゲスト出演し、2022年1月に東京オペラシティーコンサートホールにて行われた6重奏にもメンバーとして抜擢される。
2022年年末には安全地帯サポートメンバーとしてNHK紅白歌合戦にも出演を果たす。
ソロ、ユニット、バンド等幅広い形態で自身発信の活動を積極的に行う傍ら、ジャンルを超えた国内外の様々な一流アーティストとのセッション、サポートなども行っている。
また趣味の一部だった革製品の制作からオリジナルストラップを考案しB.AIR社より販売するなど音楽以外のフィールドでもアイディアを形にし続け、既存の枠に囚われない活動を展開している。
世界的サクソフォンメーカーであるフランス H.セルマーパリ社エンドーサー。
無類の珈琲好き。